バイク用USB電源とは
その名の通り、バイクで使用出来るUSB端子のことです。
一昔前まではシガーソケット電源を取るのが一般的で、ナビやその他の電源を取る際にはシガーソケットを利用していました。
現在ではスマホをナビ代わりに使用することが多くなり、バイクに乗るためには必須と言われるほどポピュラーになりつつあります。
バイク用USB端子の利点
バイク用USB電源は車用と違い、耐久性と防水性に優れています。
また、供給電力は電源を取るポイントによって変更できるので、消費電力の小さいものから大きいものまで幅広く対応することが可能です。
USB電源をつけることによって、スマホを充電しながら使うことはもちろん、アクションカムを充電しながら使用したり、他の機材を充電しながら走行するなど、車と同等の使い勝手を実現することが出来ます。
防水性に優れ、機種によっては防水カバーや防水対策が強化されているので、雨天時の感電の心配等もありません。
USB電源を取り付ける際の注意点
USB電源をつける際に気をつけるポイントはいくつかあるので一つずつ確認していきましょう。
・USB電源の種類を確認する(使いたいものを選定する)
USB電源の中には、USB端子のみを接続できるもの、シガーソケットと併用出来るもの、消費電源を抑えるためにスイッチが装備されたもの、電圧計などの違う機能を搭載したものと色々なデザインのモデルが存在します。
自分の使用目的にあったデザインと機能性のものを選びましょう。
・装着する場所を確認する。
USB電源はハンドルバーに取り付けるものから、ハンドルポストに付けるもの、マスターシリンダーの蓋につけるものなど、いくつかの種類が存在します。
その中から、愛車に一番マッチするモデルを選び、取り付け場所をしっかり決めておきましょう。
・電源を取る方法を決める
一番簡単な装着方法はバッテリーから直接電源を取る方法ですが、この方法では使用していない間も電気を消費してしまうため、その際はUSB電源自体にスイッチが搭載されているモデルを選ぶ必要があります。
アクセサリー電源から供給する方法の場合は、通常のUSB電源を使用することが出来るので、選択肢が多くなります。
USB電源を取り付けてみる
取り付ける電源と取り付け方法が決まったら実際に取り付けて見ましょう。
1. バッテリーのマイナス端子を外し、電源を取り出す場所を作っておく。
漏電防止と作業を円滑にすすめるため、電源を取る場所と配線を這わせるラインにある部品を予め外して起きます。
2. USB電源を任意の場所に取り付け、配線に余裕をもたせた状態で電源部に配線を引き込みます。
配線はタイラップなどで仮止めし、ハンドルを左右に切って配線が接触、圧迫されていないかをチェックして下さい。
3. 電源取り出し部まで引き込んだら、二股ギボシを使ってアクセサリー電源を取り出す。
アクセサリー電源(キーをオンにした時通電する電源)はヘッドライト、テールランプ、ブレーキランプ、ホーンなどから取ると簡単です。
車種によってはアクセサリー電源用カプラーやギボシが最初から搭載されているモデルもあるので、接続する前に電源を確認しましょう。
配線が分からない場合は、テスターを使用してキーがオンになった時に通電する配線を探しましょう。
4. 電源を接続してバッテリー端子を戻し、キーをオンにしてUSBが使用出来るか確認する。
この時点では、まだ配線を固定せず外した部品もそのままで行って下さい。
USBを含む全ての電装系統が問題なく動作することが確認出来たら、配線を固定し、外した部品を取り付けて完成となります。