7月 232020
 

スロットルワイヤーへの給油はスムーズに走るために必要

バイクで気持ちよく走るためにはスロットルワイヤーへの正しい給油が欠かせません。
長く保管されていたバイクだけでなく日々動かしているバイクでもスロットルワイヤーは少しずつ動きが渋くなってきてしまいます。

特に二気筒以上のエンジンでなおかつキャブレターが複数ある場合にはワイヤーの動きが悪くなるとキャブレターも調子が崩れがちです。
スロットルワイヤーを潤滑にするための給油はキャブレターのメンテナンスにも関わってきます。
一年に一度はスロットルワイヤーへの注油を行ってメンテナンスをすることが望ましいです。

スロットルワイヤーの給油方法

作業をするときにはエンジンからキャブレターを取り外してスロットルワイヤーとバイスターターワイヤーをキャブレターから分離して作業をすることが望ましいです。
それぞれのワイヤーを単独で動かしてスムーズではない部分は洗浄と給油を行います。

ワイヤーに曲がったクセがついているとスロットルが引っかかりやすいです。
動きを確認して問題がなければワイヤーインジェクターを使ってパーツクリーナーを注いでワイヤーの中を洗浄します。
浸透性が高いので灯油に漬け込んで作業をしても問題ありません。

スロットルワイヤーは引き側も押し側も取り外して洗浄をします。
バイスターターワイヤーも洗浄する場合には車体から外さずワイヤーのエンド部分を高くしてクリーナーを流して内部の汚れを落とすようにしましょう。

ワイヤーの内部を洗浄しただけでは動きが余計に渋くなりがちです。
チェーンループを使う際にはテフロン配合のものを使うとワイヤーへ残りやすく動きが良くなります。

作業が終わったらスロットルワイヤーとバイスターターワイヤー、バルブの動作を確認してスロットルがスムーズに戻ることやハンドルスイッチ部分のチョークレバーを動かすとバルブが戻るか確認をしましょう。
バルブがきちんと元に戻らないとレバーを戻してもチョークが聞きっぱなしになるので注意が必要です。

バイクショップで行うことも可能

スロットルワイヤーの注油はバイクショップでメンテナンスとしてお願いすることも可能です。
バイクによってかかる作業時間は異なりますが作業費用としては3000円から5000円で行ってもらえます。
他のメンテナンスがある場合にはサービスしてもらえたり割引してもらえたりすることもあるので確認をしてみましょう。

スロットルワイヤーの注油は一年に一度くらいで必要な作業です。
そのため作業を依頼してもそこまでコストがかかるものではありません。
作業に自信が無い場合やなかなか時間が取れないにはバイクショップに依頼をするのも一つの方法です。