12月 272020
 

バイクのバッテリー

バイクのバッテリーは鉛バッテリーが基本です。
しかしリチウムイオンバッテリーを使うこともできます。

バイクのバッテリーをカスタムしてリチウムイオンバッテリーに変えるということが可能です。
リチウムイオンバッテリーに交換する際にはメリットとデメリットを確認してからにしましょう。

リチウムイオンバッテリーのメリットとデメリット

リチウムバッテリーは鉛バッテリーに比べると軽量で充電容量が大きいので小型化が可能です。
さらに長寿命なので充電をする頻度を下げることができます。

メンテナンスの手間も少ないです。
そのため鉛バッテリーに比べると高性能と考えることができます。
バイクに乗る頻度が少ない人や、バイクの軽量化をしたい人、バイクに電装系のカスタムを増やしたいという人には適しているバッテリーです。

それに対してデメリットとして高価、高温や低温に弱い、過充電や過放電といったトラブルが起きやすいといった点があります。
バッテリーの液内にレアメタルという金属が含まれており、この金属がかなり高価です。

また温度変化にも弱いので夏や冬には動きが鈍くなることもあります。
過放電や過充電はセルに影響が出ることもあるため取り扱いは注意が必要です。

最近ではデメリットをカバーしたタイプのリチウムイオンバッテリーもあります。
しかしそのようなタイプはとても高額です。

リチウムイオンバッテリーの充電

リチウムイオンバッテリーは充電気を使って充電をします。
最適な電圧は14Vくらいのものです。

鉛バッテリー用の充電気を遣うと過充電になる可能性があるので気を付けましょう。
過充電を防ぐプログラムが入っている充電気を使えば問題ないとされていますが安全に充電したい場合にはバイクショップで充電環境の相談をすることが望ましいです。

寒い日の取り扱いは注意

リチウムイオンバッテリーは寒いときには始動性が良くありません。
そのため動かす前には準備が必要です。

ヘッドライトなどの灯火類をつけたり少し時間を置いたりするだけでも始動性は良くなります。
電力を少し消耗することでバッテリーのセルが目を覚ますため動きが良くなるのです。

セルを5秒ほど回してからエンジンをかけてみてかからなければ30秒ほど待つようにしましょう。
待っている間にセルが動き出しワイヤーが温まって動くようになります。
セルを回してもまだ動かない場合には30秒待つ、というのを数回繰り返せば動くので焦らず何度か試すことが大切です。

リチウムイオンバッテリーは鉛バッテリーとは性質が異なるため従来と同じようには動きません。
違いを理解したうえで使うことで多くのトラブルは解消できますし、焦らず対処することができます。