エンジンから異音がしたら注意
バイクにとってエンジンはとても大切な場所です。
走っていてエンジンから何か音がすると感じたら早めに対処をしましょう。
音の種類によってトラブルの原因は違います。
音を聞き分ければ修理すべき場所を判断することができるのです。
エンジンの異音の種類とトラブル
エンジンの上部からカチカチとかカタカタといった音がするのはタペット音といわれるものです。
エンジンの構造上、数年たつと出てくるようになります。
バイクに乗っていても音がするようになったら調整が必要です。
タペット調整はバイクショップによってもバイクの種類によってもかかる費用は変わってきます。
50㏄であれば5000円以内が相場です。
エンジンからシャーという音やジャラジャラといった音が聞こえてくる場合にはカムチェーンからの異音が考えらえます。
手動のテンショナーであれば調整、オートテンショナーは外して動作確認をすることが必要です。
場合によっては部品を交換しなければならないこともあります。
アイドリングしているときにクラッチを握ってカラカラやカタカタといった音がする場合にはクラッチの異音の可能性が高いです。
クラッチハウジングを新品に交換をしたりクラッチプレートやフリクションプレートまで交換をしたりしなければならないこともあります。
アクセルからヒュイーンという音がし始めたらクランクベアリングからの異音の可能性が高いです。
だんだん深刻化してくると音が変わっていき、放置しているとクランクシャフトの芯がずれてきたり抱きつきを起こしたりすることもあります。
ペアリング自体の交換も必要になることがあるのでかなり高額な修理になる可能性が高いです。
場合によっては廃車にしなければならないケースもあります。
異音に気付いたら早めに対処を使用
バイクの異音は様々なものがあり、原因も違います。
修理をすればすぐに治るものもあればパーツの交換が必要なもの、複数の個所を修理しなければならないこともあるので、修理にかかる時間や費用も状況により様々です。
ほとんどの場合には異音に気付いてすぐに対処すれば費用も時間もかからず修理をすることができます。
バイクに乗るときには少しエンジン音やエンジンの振動の様子も確認しながら走るようにすると、異変に気付きやすいです。
ちょっとの異音であれば大丈夫と思って放置をしてしまうこともあります。
しかし突然エンジンの動きが悪くなって止まるようなことがあれば周囲に迷惑をかけるだけでなく、事故に巻き込まれる可能性もありとても危険です。
バイクを長持ちさせるためにも、自分自身や周囲の命を守るためにもエンジンの異音に気付いたら早急に対処するようにしましょう。