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1月 222017
 

人によって考え方が違います

バイクな自分の体の一部だと感じるほど大事な存在ですが、いつまでも乗り続けることは難しいものです。
何年も一緒に色々な場所へ行ったという経験があるほど、バイクに対する思い入れが強くなるもので、できることなら長く乗り続けたいと感じるものです。
そのためにも一生懸命メンテンナンスを欠かさず実施しているという方も多いですが、残念ながらバイクにも寿命があるためいつかは乗り換えを検討する時がやって来るでしょう。
人によってバイクの乗り換え時期は異なるものですが、他のライダーはどんなタイミングでバイクの乗り換えを検討しているのか確認してみましょう。

複数の部品交換をまとめて行う時

バイクのメンテナンスを日常的に行っている方はわかると思いますが、バイクに使用されている各部品は消耗品であり、使用年数が長くなるほど劣化が激しくなります。
調子が悪いなと感じた時に少しずつ部品交換をして対応している方も多いですが、やはり3~4万キロ走行した時点で大掛かりな部品交換が必要になると考えられます。
この時点で大変だなと感じてバイクを手放し、新しいバイクに乗り換えるケースもあります。

様々な不具合が生じ始める時期がこの頃なので、何となくバイクに対して愛着が湧かなくなってくる方も多いようです。
こんなに調子が悪いなんて当たりが悪かったと感じる方もいますが、実は日頃のメンテナンスが行き届いていなかったことが原因になっている場合もあります。
多少お金がかかってもしっかり修理してもらってまだ乗り続けたいと考えるのか、こんなに修理費用がかかるなら新しいバイクを買った方が良いと考えるのかという違いによって乗り換えのタイミングが変わるようです。

しっかり整備をして問題なく乗り続けることができたという場合でも、また数年後には調子が悪くなってきます。
今度はエンジンも含めて更に大掛かりなオーバーホールが必要になるかもしれません。
ここまで修理をするとなれば費用や時間の問題があり、いよいよ乗り換えなければいけないと考える方も多いです。

乗り潰すという考え方

ずっと長く乗り続けてきた愛車だからこそ、いつまでの乗り続けたいと考える方も多いです。
不具合が生じたら修理をして、何年の同じバイクに乗っている方も多いです。
でも、故障をした時に交換する部品はいつまでも供給されておらず、年数が経つほど交換部品を入手するのが難しくなります。
いよいよ修理が難しいという状況になるまで乗り潰し、これ以上動かすことができないという状態になってからようやく乗り換えを検討するという方もいます。

このように乗り換え時期のタイミングは個々で考え方が違うので一概にはいえません。
いずれにしても、メンテナンスをしっかり行っていれば乗り換え時期を伸ばすことは十分可能です。

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12月 232016
 

プロ級の本格的な工具を揃えたい!

バイクのメンテナンス作業に慣れてくると、もっとたくさんの工具を使いこなして本格的なメンテを行ないたいと考えるのも当然です。
本格的なメンテナンスを実施しようとすると、本格的な専門工具を揃えておかなければいけません。
価格はそんなに高くなくても、使用頻度は決して多いわけではないプロ仕様の工具や、お値段が少々張るので予算を組んで計画的に購入したい工具まで色々あります。
ここでは上級者必見のメンテナンス工具をご紹介します。

ワイヤーインジェクター

ワイヤーのメンテナンスを実施する際に便利な工具です。
ゆっくり時間をかけて丁寧に行うならワイヤーインジェクターがなくても良いです。
効率良く作業を進めたいという場合にはあると非常に重宝するアイテムになります。
短時間でもオイルを浸透させることができるため、作業時間の短縮に貢献してくれます。

バッテリー、オルタネーターチェッカー

バッテリーの状態をチェックする際に便利です。
バッテリーに接続するだけで簡単に状態を確認できるので、長距離走行をする直前にチェックしたいという場合にも便利です。
電圧の状態をランプで教えてくれるわかりやすい作りになっているので、異常がある場合にはひと目で確認できます。

ビードブレーカー

タイヤ交換を行う際にはビード落としに苦労する方が多いはずです。
結構力も要りますし、過剰に力を入れすぎるのも良くないことからメンテナンスでも苦手な作業内容だと言う方も多いです。

でも、ビードブレーカーがあれば簡単にタイヤのビード落としが実現します。
テコの原理を利用した作りで、作業効率を大幅にアップしてくれるスグレモノです。
使用頻度は決して多くありませんが、用意しておくと買っていて良かった!と間違いなく実感できます。

リアバイクスタンド

リア用のバイクスタンドで、抜群に安定性が良くなって作業効率がアップします。
スイングアームにも傷がつかないように工夫されていることから、一人だけで作業をするという場合でも安心して作業に集中できます。
用意しておくと何かと使い勝手通いもので、活躍する機会が結構多いものです。

ベアリングプーラー

ベアリングを交換する際などには大活躍します。
バイクに使用されているベアリングは消耗品なので、調子が悪くなってきたら交換をするのが鉄則です。
交換をしようと思ってもなかなか簡単に打ち換えするのが難しく、イライラしながら作業時間がかかってしまうことが難点です。

しかし、ベアリングプーラーを使うことで時間を短縮できて他の作業に支障を与えません。
ベアリングを内側からくわえるようにするタイプを選択しなければいけないため、あくまでもバイク用のベアリングプーラーをご用意ください。

11月 222016
 

タイヤにも「賞味期限」がある

まだ溝があるタイヤだから、今シーズンもこのまま履き続けて大丈夫!と思い込んでいる方も多いようですが、この考え方は大きな間違いです。
古いタイヤと新しいタイヤを並べて触ってみるとよくわかるのですが、柔らかさが全然違います。
古いはかなり硬くなっているのがわかると思いますが、実はこれがタイヤの「賞味期限」なのです。

古くて硬いタイヤはブレーキが効きにくくなり、カーブでもスリップしやすくなります。
この状態で走行させるのは自ら交通事故を引き起こすきっかけを作っていると言っても良いくらいです。
バイクのタイヤも定期的に交換をしなければいけませんが、今回はチューブタイヤの交換方法についてご紹介します。

参考:オフロードバイクのタイヤ交換の手順

チューブタイヤの交換手順

まずはバイクからホイールごと外しておきます。
途中で部品を無くさないように注意しながら丁寧にホイールを外しましょう。

タイヤを外す場合は、専用のタイヤレバーを用意してください。
特に初心者は薄いものを用意した方が使いやすいので、あまり厚いものを選ばない方が良いです。

タイヤの虫ゴムを外してバルブについているナット類なども外しておきます。
これらの小さな部品は無くさないようにきちんと保管しておきましょう。
ビートをリムから落としていきますが、タイヤレバーで支えて足で押し付けるようにするとやりやすいです。
全てのビートを落とすことができたら、反対側も同じように全てのビートを落として下さい。

次にバルブと反対側にあるビートを押さえて、タイヤレバーでタイヤをリムから外していきます。
この時、タイヤレバーが2本あると外しやすいので、最低でも2本を用意しておくと便利です。
バルブ側を奥に、その反対側を手前に置いてから始めるとやりやすいです。

もし、中身のチューブだけを取り出してパンク修理をしたいという場合は反対側だけでも良いですが、今回はタイヤ交換を行うので反対側も同じようにリムからタイヤを外してしまいましょう。
反対側も全て外したら、足でリムを押し出すようにすると簡単に外せます。

新しいタイヤを組む前にビードクリームをタイヤに塗っておき、タイヤにバルブの位置が記載されていればその場所にきちんとバルブを合わせるようにして組み込みます。
手で押さえ込みながらタイヤレバーを使って丁寧にリムの中に入れていきます。
片方を全て入れることができたら、チューブに付いているバルブをリムの穴に入れてナットをはめ込みチューブに空気を入れます。

コツを掴んでしまえばタイヤを組み込む作業は決して難しくないといいますが、慣れるまではかなり難しいという印象を受けます。
新しいタイヤをいきなりはめるのではなく、一回外した古いタイヤを使って何度か練習をすると良いでしょう。

10月 272016
 

摩耗が激しいとディスクを痛める

走行の仕方によっても違いますが、ブレーキパッドは1万キロから1万5千キロくらいを目安に交換するべきだと言われています。
ブレーキパッドは消耗品で、ブレーキをかける回数が多くなるほどパッド部分が摩耗してすり減ってしまい、ある時限界を超えてしまうとブレーキをかけた途端にディスクを傷つけてしまうという事態になりかねません。
ブレーキは安全に大きく関わる大事な部品なので、しっかりと確認をしてから走行させるように心がけてください。

ブレーキパッドの正しい交換方法

ブレーキパッドを取り替える際にはフロントとリアで方法が若干異なります。
フロントはリアよりも長持ちしないため、早めにチェックをすることをおすすめします。
目視で溝が無くなってきたと判断できる場合には交換をするべき時期だと考えてください。

まずはブレーキパッドを固定しているカバーを取り外してください。
マイナスドライバーで緩めるようになっていますが、硬すぎて失敗するとネジがなめってしまう原因になるのであまり無理をし過ぎないようにしてください。
他にも六角レンチで緩める部分もあるのであらかじめ準備しておきましょう。

ブレーキキャリパーを外すとブレーキパッドを留めているピンを外してブレーキパッドが取れる仕組みになっています。
新しいブレーキパッドを取り付けしてから元通りに取り付けしますが、固定するネジには固着防止のためにグリスを薄く塗布しておくようにしてください。
グリスを塗った部分にはみ出している可能性もあるため、きちんとウエスで拭きとっておきましょう。
そのまま走行させるとゴミなどが付着して故障を招く原因になります。

参考:フロント・ブレーキパッドの交換

リアに関してはフロントよりも若干長持ちすると言われているのでフロントのブレーキパッドを交換後はそろそろリアも考えなければいけないと頭に入れておくようにしてください。
リアはホイールも外さなければいけないためフロントよりも手間がかかると思われがちですが、丁寧に実践すると案外すんなりと実現できます。

リアブレーキのカバーを外し、アクスルシャフトをゆるめてチェーンを外してホイールを取り外してください。
ホイールは別な場所に保管しておき、バイク本体にあるブレーキを取り外します。
ブレーキを外すと自然にブレーキパッドが取れるのでブレーキパッドを交換してください。

その後は外した時の順と逆に取り付けしていき、外したチェーンのゆるみ具合を確認しながら元通りになるように組み立ててください。
順番などがわからなくなった時には適当に取り付けしてはいけません。
ブレーキの安全性能に大きく関わるため、不安な場合にはプロの整備士がいる工場などに確認することをおすすめします。

9月 242016
 

定期点検をしながら適宜交換を

安全にバイクを走行させるためには、ブレーキの性能をしっかりチェックしておきたいものです。
バイクのブレーキはディスクタイプとドラムタイプという2つの種類が存在しており、ドラムブレーキがリアとフロントの両方に採用されている場合もあれば、リアだけに採用されている場合もあります。

ドラムブレーキはブレーキシューと呼ばれる部品をドラムに押し付ける形でスピードを落とす仕組みになっているため、ブレーキシューは少しずつ減っていきます。
ブレーキシューがすり減るほど、ブレーキがかかりにくくなってくるため定期的に交換しなければいけません。
ブレーキシューを交換するためには、ホイールを外すという作業が必要になるため、メンテンナンス初心者にとっては敷居が高いと感じられるかもしれません。
作業手順を間違えてしまったまま走行すると重大な事故に繋がる可能性があるため、できればメンテナンス作業に慣れている人からアドバイスを受けながら丁寧に作業を行うようにしてください。

ブレーキシューの交換方法

ブレーキシューを交換するためにはホイールを取り外すことになるため、正しい取り外し方を覚えておきましょう。
ここではリアホイールがドラムブレーキになっている場合を仮定してご紹介します。

まずはジャッキやメンテナンススタンドを使ってリアを浮かして下さい。
ブレーキキャリパーという部品を取り外してからチェーンを外し、アスクルシャフトを抜き取ります。
シャフトを抜いたらリアホイールも比較的簡単に外せますが、ホイールにカラーが付いているのを見落としてどこかに無くしてしまうこともあるので注意してください。

ホイールを外す機会はあまりないと思いますので、ついでにスプロケットの状態やベアリングの状態を確認してください。
状態が良くなければ補修や交換が必要になるので、あらかじめ交換部品用として確保しておけば作業が手間取りません。

ブレーキパネルを外してみると、ホイールハブの中にブレーキシューが摩耗して生じたカスが残っている可能性があります。
吸い込まないように注意しながらブレーキクリーナーを使ってキレイにウエスで拭きとってください。
ブレーキパネルからブレーキシューを外す際にはバネの力に負けないように注意しながら両手でしっかり掴んで引きぬきましょう。
ブレーキパネルも中性洗剤などでしっかり汚れを落としてキレイに仕上げて下さい。

新しいブレーキシューを取り付けて、ブレーキパネルを元通りに取り付け、ホイールもバイクへ戻すようにしてください。
正しい手順を守って元通りに復元しなければブレーキ性能に大きな支障を及ぼす危険性があるので十分注意してください。