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3月 252016
 

初心者には敷居が高い?

バイクの調子を整えるためには、汚れた部分を掃除するのが基本になります。
走行距離が長くなるほどバイクの各部位にかかる負担が大きくなるため、できるだけ理想的な状態を維持したいものです。

最近エンジンが始動しにくい、信号待ちをしているだけなのにエンストする、アイドリングが全く安定しないなどの症状が見られた場合にメンテナンスが必要になると考えられるのがキャブレターです。
頻繁に行うものではありませんが、キャブレターからガソリンが漏れ出しているなどの症状が見られる場合には明らかに異常なのでオーバーホールを行ってしっかり洗浄することが第一段階として必要になります。
キャブレターの手入れは初心者にとって難しいかもしれませんが、一つ一つ手順を追って丁寧に実践してみましょう。

参考:初心者に捧げる【キャブレターオーバーホール講座】バイクキャブオーバーホール編

キャブレターのオーバーホール方法

まずはバイクからキャブレターを取り外しましょう。
エンジンとキャブレターを繋いでいるインシュレーターという黒いゴムについているネジをゆるめ、アクセルワイヤーなども取り外してから引き抜くとキャブレターを外すことができます。
キャブレターを外したら外観の汚れを歯ブラシなどで擦り落としてください。

キャブレターの下の方にあるネジを外すとフロート室を開けることができます。
すると、ドロドロの汚いタールのようになったカスのようなものが溜まっている場合がありますので、キレイにクリーナーで洗浄してください。
フロートピンは釘などを使って優しく叩くようにすると抜け落ちますが、過剰に力を入れ過ぎないように注意してください。

ピンにはニードルバルブがついていますが、デリケートな部品なので丁寧に扱ってください。
ニードルバルブに汚れが付着したままになっていると、ガソリンがフロート室に入り続けてしまうという現象が起こります。
最善の状態を保っていなければいけない部品なので丁寧に洗浄するようにしてください。

次にメインジェットを取り外してから内部をキレイに洗浄してください。
メインジェットやスロージェットはクリーナーに浸け置きすることで汚れを落とせますが、内部に汚れが詰まっている場合があるので、細い針金などを使って詰まりを解消してください。

この他、パッキンなどの部品については新品に変えた方が良いですが、元々あったものを再利用する場合にはクリーナーがかからないように注意してください。
特にゴム製やプラスチック製の部品については、クリーナーに含まれているシンナー成分の働きで溶けてしまって本来の働きを発揮できなくなる可能性があります。
あくまでも金属部分だけにクリーナーを使用し、その他の部分を洗浄したい場合には灯油を使うのがベストです。

12月 232015
 

初心者でも可能なメンテナンスを

バイクを手に入れた頃は嬉しくて何時間でもボディを磨いていたいと感じるほど愛おしく感じるものです。
まるで自分の恋人、子供、分身と感じるほど大事な存在になることでしょう。

でも、見た目を磨くだけでなく機能的にも良い状態を維持するためには日頃のメンテナンスが重要になります。
長く乗るにはどんなメンテナンスをすればいいのかと疑問を感じる方も多いですが、慣れていない方にとっては何から始めるべきなのか、どのくらいの頻度で実施するべきなのかわからないという意見も多いです。
そこで、ここではバイクを長持ちさせるためのメンテナンス方法についてご紹介します。

まずは日常的な点検から

バイクのメンテナンスは安全に公道を走行するためにも必要なことだと考えてください。
ただ、毎回バイクを走行させるたびに全てのパーツをメンテナンスするのは事実上難しいです。
そこで、走行前後に安全性を確かめるという意味で点検を行うようにしてください。

安全性に関わる部分で点検したいのはブレーキ、タイヤ、バッテリー、エンジン、灯火、チェーンなどです。
ブレーキはしっかり効くかを確認するためにブレーキのペダルやレバーの遊びを確認しながら実際に走行してみて効き具合がおかしくないか確認しましょう。
タイヤは空気圧をチェックして、目視で摩耗や亀裂がないか確認してください。
特に溝の深さがほとんどない状態では危険なので真剣に確認してください。

バッテリーは液の量が正常範囲内か確認し、エンジンを動かした時の音がいつもと同じか、オイルの量、低速時と加速時の走行に問題がないか確かめてください。
灯火は全て問題ないか、ドライブチェーンの緩みや錆などの状況も確認しておきましょう。

これらの点検項目で何かおかしいと感じる部分があれば実際にメンテナンスを実施します。
ただし、灯火のように明らかに異常だという状態がわかればすぐにメンテナンスを実施できますが、何が悪いのかを特定できないという場合でもやみくもにメンテナンスをしようとするのは無謀です。
よくわからない場合はお近くのバイク店などにご相談ください。

セルフメンテナンスに挑戦!

ある程度バイクに乗り慣れてきたら、不調な部分を自分でメンテナンスしたいと感じるものです。
バイクへの愛着が湧くほど、自分の手で不調を直したいという意識が芽生えるはずです。

一般的なメンテナンスとしてはエンジンオイルやフィルターの交換、プラグ交換、冷却液やエアクリーナーエレメントなど様々な部分を交換またはお手入れする作業が必要になります。
その他随時交換しなければいけない部分も生じるため、自分なりに勉強をしながらメンテナンススキルをアップさせるようにしたいものです。

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12月 232015
 

廃車にするのは忍びない…

今までこまめにメンテナンスを重ねながら、大事に乗ってきたバイクで事故を起こしてしまって動かなくなった場合はもう諦めるしかないのだろうか…とがっかりしている方も多いはずです。
修理店でも修理できない不動車は廃車にするしかないのかと諦めて、そのまま廃車手続きに入る方も多いですが、この時点で諦めてしまうのは早いです。
不動車ということは所有していても邪魔になるだけなので何とか処分したいけど、廃車にするのはもったいないという気持ちがあるなら、最後のチャンスに賭けてみてはいかがでしょうか。

廃車にすると費用が発生する

仮に、不動車を廃車にするという選択をした場合は、廃車にするための費用が発生します。
廃車手続きをする場合には陸運支局などにナンバープレートを返納して、バイクを解体業者に引き渡して廃車にしてもらうという手続きを行うことになります。
ナンバープレートを返納する際には特に費用は発生しませんが、手続きに行くという手間が必要になるため、自分は仕事が忙しくて行けないという場合には代行手続きをしてもらうための費用が必要になる場合があります。

解体業者にスクラップしてもらう場合には1万円前後の手数料が必要になると考えられますが、不動車の場合は自分で持込するのが難しいと思われるため搬送費用も別途考えなければいけません。
どのくらいの距離を搬送するのかによっても変わりますが、1万円から2万円程度の費用を予算しておかなければいけません。

不動車でも買い取りしてもらえる!?

廃車手続きをすると費用が発生する可能性が高いですが、場合によっては費用が発生するどころか若干プラスになる方法もあるのです。
不要になったバイクを買い取りしてくれるサービスが存在していますが、実は不動車の買い取りにも対応しているサービスが存在しているのです。

参考:バイクワン

このサービスでは不動車でも買い取りに対応しており、思っていた以上の値段で買い取りしてくれる場合もあるのです。
仮に修理店でもさじを投げられてしまったような不動車でも、パーツごとで考えるとまだ活用できる部分が存在しているため、全く価値がなくなってしまったとは言えないのです。
特に、既にメーカーで部品の供給がストップしており、中古車市場でもなかなか入手できないようなパーツがまだ使える状態であれば、無価値だと考えていたような場合でも高値を提示してもらえる可能性があります。

不動車であっても最初から廃車だと思い込まずに、買い取りしてもらう可能性に賭けてみることが大切です。
査定してもらうだけでも自分のバイクにどのくらいの価値があるものかを把握できるため、ぜひ気軽に問い合わせをしてみることをおすすめします。

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12月 232015
 

必ず活躍するものがたくさんあります

バイクのメンテナンスに必要な工具を色々揃えてみたものの、工具以外にもあると便利なものがたくさん存在しています。
わざわざ購入する必要もない場合もありますが、できれば購入しておくと良いというものもあります。
ここでは工具じゃないけどあると便利なオススメアイテムをいくつかご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

歯ブラシ

バイクにこびりついた汚れを落としたり、細かい部分にオイルなどを塗る際に活躍するアイテムです。
わざわざ新品の歯ブラシを使うこともなく、使い古しの歯ブラシで十分です。
家族にも協力してもらい、古くなった歯ブラシはすぐに捨てないでバイクのメンテナンス用品として再利用するようにしたいものです。

ハンディタイプのグリスガン

バイクのメンテナンスではグリスアップが欠かせません。
そのままグリスを塗ろうとすると大量に出てしまうことになりますし、筒状のグリスガンでは使いにくいものです。
そこでハンディタイプのコンパクトなグリスガンがあると便利です。
少しずつグリスを小出ししたいという場合にも活躍します。

ディスクグラインダー

バイクのメンテナンス以外にも日曜大工を行う際にも活躍するので一台あると何かと重宝するものです。
メンテナンスを行う際にも切断や研磨など様々な用途に活躍するアイテムになります。

特にアルミの艶出しを行うバフかけをすると本当に楽しいという方も多いです。
素人の日曜大工に活用するなら十分という商品から、プロ向けの本格的な作りの商品まで種類があり、価格もまちまちです。
使い勝手を確認しながら最適な機種を選択することをおすすめします。

電気ドリル

なかなか取れないネジがある場合や、ワイヤーブラシを取り付けて磨く場合に便利です。
電気ドリルに関しても日曜大工向けの簡易的な商品や、プロユースの本格的な商品まで様々ですが、基本はバイクメンテナンス目的で購入しようという場合には簡易的な商品でも十分なほど活用できます。
もしも他に使いみちがあるなら、プロユースの高機能な商品を検討しても良いでしょう。

ガスバーナー

頻繁に使用するものではありませんが、固まってなかなか取り外すことができないボルトなどにバーナーで少しだけ温めてあげると取れやすくなる場合があります。
ステムベアリングを打ち込む時にも活用する方法もあります。
ただし使い方は慎重にならなければいけませんので、どちらかと言えば初心者向けではないかもしれませんが、用意しておくと便利なアイテムであることは間違いありません。

この他にも外した部品を一時的に入れておくトレー類が何種類かあると便利です。
エンジンオイルなどの交換を行う際には廃油を受ける入れ物もあると良いです。

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12月 232015
 

少しずつ揃えていきましょう

バイクのメンテンナンスを自分で行う場合には最低限必要な基本工具を揃えておく必要があります。
全ての工具を揃えようとすると予算的にも大変なので、必要なものから少しずつ揃えておくようにしていざという時にすぐ使うことができるように準備しておきたいものです。
ここではぜひ用意しておきたい基本工具をご紹介します。

参考:バイクメンテナンスに必要な工具!初心者から上級者用まで!

最初に揃えたい工具

優先順位的に考えて、これがなければメンテンナンスができないと考えられる工具の代表格がスパナです。
プロはあらゆるサイズを揃えていますが、基本的なサイズとしては8ミリから17ミリまでも各サイズを用意しておくと良いでしょう。
同サイズでめがねレンチまたはコンビネーションレンチを用意しておくのもおすすめです。

この他にドライバー、六角レンチ、プライヤーがあると便利です。
これらの工具も様々なサイズが存在していますが、最初から全てのサイズを揃えるのは大変なのでよく使うサイズがセットされているものを予算がある時に購入しておくと良いでしょう。

メンテンナンス初心者におすすめの工具

初めてバイクのメンテンナンスに挑戦するという方におすすめなのがラチェットハンドルです。
バイクに関しては基本的に3/8インチのサイズがあると十分ですが、余裕があれば1/2インチもあるといざという時に役立ちます。
ラチェットハンドルとセットで活用するのがソケットで、様々なサイズが存在しています。
ソケットも色々なサイズがあってバラバラになりやすいので、専用ホルダーがあると便利です。

また、長さを伸ばすことができるエクステンションもあると便利です。
狭い部分にある部品を取りたいという時に活躍するアイテムになります。
この他にT型レンチやT型ハンドルもあると作業がとても楽になります。

あると重宝するのは柄が短いコンビネーションレンチ、薄いスパナ、通常よりも長いものと短いドライバー、先が曲がっているベントノーズペンチ、ウォーターポンププライヤー、ハンマー、タガネなどです。
日常的なメンテナンスとして活用できるタイヤゲージやフロアポンプも活躍します。

中級、上級者向けにおすすめ工具

メンテナンスに必要な工具はあげていくとキリがありませんが、本格的にメンテナンスをしようとするとプロ級の工具を揃えたくなるものです。
コンプレッサーやボックススパナ、ラチェットドライバー、バイスプライヤー、マグネットツール、トルクレンチ、ベアリングプーラー、ワンマンブリーダーなど色々あります。
これらの工具を全て揃える頃にはプロ級のメンテナンススキルを持っていなければ使いこなせないかもしれません。
少しずつメンテナンスに慣れるようにして、様々な工具を使いこなせるように頑張りましょう。