12月 232015
 

大事なエンジンを守りましょう!

バイクが動くためにはエンジンがなければいけません。
エンジンがきちんと動くためには、エンジンオイルがなければいけないのです。
人間の体を動かすためには心臓が必要で、そのためには血液が必要になるのになぞらえて、エンジンオイルはバイクにとって人間の血液のようなものだとも言われるほど重要なものです。

エンジンオイルは一度補充すると永遠に使用できるものではなく、定期的に入れ替えをしなければいけません。
時間の経過と共に次第に汚れてきて本来の働きができなくなるため、定期的にエンジンオイルの交換という作業が必要になります。
交換時期についてはバイクの使い方が人によって違うため一概には言えませんが、メーカーで推奨している走行距離の目安で考えると良いでしょう。

例えば初回は1000キロで、その次は5000キロなどを指示されている場合には、この走行距離を目安にして交換してください。
普段からあまりバイクを乗ることがないという場合でも、次第に酸化して劣化するものなので走行距離の目安に全く達していなかったとしても1年に1回は交換するように心がけてください。

参考:エンジンオイルの交換

エンジンオイルの交換手順

まず用意するものは新しいエンジンオイルとオイルフィルター、めがねレンチ、廃油受け、軍手、ウエス、新聞紙などです。
エンジンオイルに関しては様々な種類があるため迷うものですが、メーカーで指定しているグレードを使用するのが一番良いです。
あまりにも価格が安い場合には品質に不安を感じますし、高ければ良いというものではありません。
オイルフィルターも車種に合ったものを用意してください。

まずはエンジンの下にあるドランプラグの位置を確認してから廃油受けを置いてドランプラグを外すと古いオイルが出てきますのでしっかり廃油受けに入れてください。
エンジンの前の方にある丸い蓋をあけるとオイルフィルターが入っているので交換をしてください。
オイルフィルターの交換はエンジンオイルを交換する度に行うのではなく、エンジンオイルの交換が2回目の時に実施すると丁度良いです。

古いエンジンオイルが抜けたらドレンプラグを元に戻して新たにエンジンオイルを加えます。
この時、直接オイル缶から入れるとこぼれてしまうので、オイルジョッキを使用するか新聞紙などを丸めて即席じょうごを作って入れても良いです。
オイルの点検窓を確認しながら適量まで入れて完了です。

全ての作業が完了したらエンジンを始動させて1分後にエンジンを止めてください。
この時にオイル漏れが生じていないかも確認し、オイル量が丁度良い状態になっているか確認しましょう。
足りない場合には先程の容量で増やせば良いですが、多い場合にはスポイトのようなもので吸い出すようにしてください。