高性能プラグってどんなもの?
高性能プラグはいくつか存在しますが、有名な所で「イリジウムプラグ」「レーシングプラグ」があります。
・イリジウムプラグ
イリジウム合金混ぜ込んだ合金を使用しているプラグで、金属耐性が通常のプラグに比べて大幅に高く、耐久性が高いというメリットがあります。
また電極が細く、放電が散らばらないので効率のいい点火が可能になっています。
・レーシングプラグ
レース使用を目的としたプラグで、プラグ耐久性はノーマルプラグより遥かに高いのが特徴です。(価格も遥かに高い)
電極の中心に白金を使用し、電極を細くすることによって点火率を上げています。
レーシングプラグは、高圧縮、高回転での長時間使用を想定して作られたものなので、一般道では使用できず(使えるがデメリットのほうが多い)通常のライダーが使用することはまずありません。
高性能プラグのメリット
ノーマルプラグに比べて、点火効率が大幅に向上しているので以下のメリットがあります。
・燃費、トルク、加速性能の向上
燃費の向上はわずかですが、イリジウムプラグを使用することで低速域のトルク向上、高回転時の加速不良などを防ぎます。
(旧車であるほどその効果は絶大で、キャブレター車の場合は大きな恩恵がある)
・電装系部品の寿命向上
古くなったり、ヘタっているプラグを使用していると、イグニッションコイルに負担がかかり駄目になってしまう場合があります。
高性能プラグの利用は、点火系部品の寿命向上に貢献します。
高性能プラグのデメリット
・価格が高い(費用対効果を考えると安い)
価格が高いと言っても、プラグ本体の寿命、電装部品の寿命向上、燃費向上などのメリットを考えるとあまり大きなデメリットではありません。
むしろデメリットはこれ位しか無く、メリットの方が遥かに大きいです。
旧車や2ストエンジンにも使えるのか
・4サイクルエンジンの旧車
殆どの車種で問題無く使用できます。
昔のバイクは電装システムに欠陥のあるモデルが多いので、プラグを始めとする電装系カスタムは非常に効果的と言えるでしょう。
とくに旧車の点火効率は非常に悪く、現在のシステムよりも遥かに劣っている場合がほとんどなので、積極的に高性能プラグを使用していきましょう。
・2サイクルエンジンの場合
基本的に使用出来ますが、予めメーカーで使用可能なプラグを選んだ方がいいでしょう。
2サイクルの旧車も同じく、点火システムや電装系システムに欠陥のある車両が多いので、プラグを始めとする電装カスタムは非常に効果的です。
2サイクルエンジンの旧車で使用する場合も4サイクルと同じで、エンジン始動性の向上、アイドリングの安定化、高回転時の加速不良防止など大きな恩恵があります。
高性能プラグを使用して、更に快適なバイクライフを贈りましょう。