バイクに歪みのあるのは当たり前
バイクのフレームにゆがみがあれば、直ちに交換しなければならないと思うでしょう。
しかし、交換しないといけないものと別に必要ないものがあります。
そもそもバイクのフレームには、多少の歪みがあると思ってください。
走行性能に差支えのない歪みであれば、別にフレームを交換する必要はありません。
ただし、一定以上の歪みのあるバイクであれば速やかに交換すべきです。
バイクの根幹を形成するパーツなので、メーカーが想定する以上に歪みがあると走行性能に大きな影響をもたらしかねません。
そのままで運転していると、いずれ重大な事故に発展する危険性も出てきます。
症状のある危険な歪みとは?
直ちにフレームを交換したほうがいい歪みとは、まっすぐ走行できないような症状を指します。
バイクに乗っている当人は慣れてしまって、意外とまっすぐ走れないのにその自覚症状がないケースも少なくありません。
一回、両手を話した状態でゆっくり走ってみて、もしどちらかに曲がってしまうようであれば深刻な歪みが生じていると思ってください。
まっすぐ走らないけれども、フレームに特段問題のないケースもあります。
この場合、フロントフォークの方に歪みが生じている可能性があります。
フロントフォークも重要なパーツの一種なので、こちらが歪んでいても速やかに交換したほうがいいでしょう。
フレームの歪みの見分け方とは?
フレームが歪んでいるかどうか、自分で判断する方法もあります。
それはハンドルストッパーを使った方法です。
走行性能に影響を及ぼすような歪みがフレームに発生しているのは、それなりに大きな転倒や衝突があったからだと考えられます。
ハンドルストッパーにも大きな衝撃が過去にかかっているはずなので、ダメージの状態を確認してみましょう。
ハンドルストッパーは、フレームのネック部分の下の方からでっぱりのある部分です。
そのままでは見づらいので、懐中電灯などを使ってのぞき込んでみるといいでしょう。
そこにへこみや何らかの欠損があれば、それなりに衝撃が加わっていると推測できます。
歪みを修正することは可能?
フレームの歪みがあった場合、現物を修正することは結論から言うと自力ではなかなか困難です。
歪みの矯正には、専用の機械が必要になるからです。
バイク屋の中には専用の機械を用意しているところもあるので、こちらに一度持ち込んでみるといいでしょう。
フレームの歪みをお店で修正してもらう場合、どのような車種かで変わってきますが、大体5〜7万円台はかかると考えましょう。
しかし、フレームが歪むほどの衝撃がかかっていると、ほかの個所具体的にはフロントフォークやホイールにもダメージがいっているでしょう。
これらの修理までお願いすることになると、20万円くらいかかってくる可能性がありますので、この場合にはバイクの買い替えも検討したほうがいいでしょう。