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4月 212023
 

コンプレッションゲージでエンジンのコンディションチェック

エンジンの調子が良くないといっても、それが本当にエンジンの不調によるものかどうかは簡単に判断できません。
コンプレッションゲージを使ってエンジンのコンディションチェックをしてみましょう。

コンプレッションゲージとは、エンジンの圧縮圧力を測定するための機器です。
エンジンや燃料の種類によって違いはありますが、ガソリンエンジンでは圧縮圧力がだいたい1000〜1500kpa、10〜15kgf/平方センチメートルぐらいになります。
まず、マシンの規定値を知っておきましょう。
13〜14kgf/平方センチメートルが規定値のマシンの場合、10kgf/平方センチメートルを切るとパワーの不足を感じます。
また、エンジンの始動が悪くなることもあるので注意しましょう。

コンプレッションゲージを使った測定方法

最初にプラグを外します。
多気筒エンジンの場合、プラグはすべて外しましょう。
プラグがある状態では、それが抵抗になってセルが基準を満たすほど回転しないことがあります。
また、カプラーやヒューズなど燃料系もコックで止めるなどしてカットしておきましょう。

次に、コンプレッションゲージを取り付けます。
その際、ゴミやほこりが混じらないようにすることと、0リングを確認しておくことを忘れないようにしてください。
そのうえで、ネジ山のピッチにも注意しましょう。
ネジのサイズは同じなのに、コンプレッションゲージによってはネジ山のピッチが異なることがあります。
プラグのネジ山と同じアダプターを使いましょう。

そしてセルを回転させますが、その際アクセルを全開にするのがポイントです。
そうでないと取り込める空気量が少なくなるため、測定値が低くなってしまいます。
アクセル全開の状態でセルを回し、ゲージの針がそれ以上上がらなくなった数値を確認します。
あとは、これを何回か繰り返してください。

エンジンが好調なときは、燃料、爆発、圧縮の3要素がすべて良い状態です。
燃料が良い状態とは、ガソリンの鮮度のことと言ってもよいでしょう。
長年放置していたバイクに入っているガソリンは品質が劣化していますから、これではエンジンに問題がなくてもうまく始動できません。
古いガソリンは抜き取って、新しいガソリンに交換しましょう。

爆発の良い状態とは、マシンの電気系のことです。
十分な強さと適切なタイミングで火花が飛ぶかどうかと言ってもよいでしょう。
エンジンの種類によって異なるため、お持ちのマシンを確認してください。

そして最後の圧縮とは、コンプレッションゲージで測定できる圧縮圧力のことです。
新しいエンジンは好調ですが、長く走っているうちにピストンリングの摩耗や給排気バルブのベタつきなどで圧縮の状態が悪くなっていきます。
バイクごとに規定値が異なるので、マニュアルで確認し、適宜コンプレッションゲージで測定して規定値内にあるかどうかチェックするようにしましょう。

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3月 242023
 

セルモーターが回らない原因

セルモーターが回らないときには、さまざまな原因が考えられますが、まずはバッテリーをチェックしてみましょう。
バッテリーは上がっていないでしょうか?
バッテリーが上がっていれば、当然ながらセルスタータースイッチを押しても電流が流れないのでセルモーターは回りません。

バッテリー上がりではなくても、バッテリー交換から時間が経っている場合、バッテリーが劣化してセルスターターボタンがうまく反応しないことがあります。
セルスターターボタンを押してセルモーターが回っても、回る音が弱々しかったりする場合はバッテリーの交換の時期です。
原因がバッテリーですから、セルモーターには問題はありません。
したがって、この場合はバッテリーの交換で解決します。

バッテリーは問題ない場合でも、セルモーターの故障とは限りません。
メインヒューズ切れでセルモーターが回らなくなる症状も多いですから、ヒューズボックスを開けてメインヒューズが切れていないか確認してみましょう。
切れているときは、新しいヒューズに交換すると改善します。

バッテリー端子を締めているネジがゆるんだときも、セルモーターがうまく回らないことがあります。
セルスターターボタンは反応するのに、ニュートラルランプがすぐに消灯してしまわないでしょうか。
これは単にネジのゆるみですので、きつく締め直してください。

スターターリレーが原因のことも

スターターリレーのトラブルによってセルモーターが回らなくなることもあります。
スターターリレーとは、セルスターターとバッテリー、セルモーターを連結する重要なパーツであり、ここにトラブルがあると電流がうまく流れずセルモーターが回りません。
スターターリレーの故障時は新しいものに交換してください。

セルモーターの内部のブラシが消耗しているケースも考えられます。
ブラシが摩耗して発生したカスが溜まり、そのせいで接触不良を起こしてセルモーターが回らないことがあるのです。
カスが溜まっているのが原因の場合、ドライバーなどで衝撃を与えることで改善することがあります。
しかし、それで動き出したとしても応急処置に過ぎないので、またしばらくしたら回らなくなるでしょう。
ブラシが消耗している以上、新しいブラシに交換するのがベストな対処法です。

なお、スターターリレーとセルモーターのどちらに原因があるか、一般の人が見極めるのは簡単ではありません。
スターターリレーからはバッテリーとセルモーターにそれぞれ配線がつながっているので、それらを直結させてセルモーターが回るならスターターリレーが原因です。
ただし配線の知識が必要ですし、危険な作業になるため独力で判別しようするのはおすすめできません。
バイクショップなど専門家にお願いしましょう。

2月 282023
 

塗装面のくすみは微細な傷が原因

買ったばかりの新車なら、どんなバイクもぴかぴかです。
しかし、どんな高いバイクでどんなに大切に乗っているつもりでも、時間が経つとそのぴかぴかがだんだん薄れていきます。
乗り物として屋外で使っている以上は仕方のないことですが、塗装面のくすみはどうにかならないものかとお悩みのライダーは少なくないでしょう。

ぴかぴかだった塗装面が白く濁るようにくすむのは、表面についた微細な傷に光が当たって乱雑に反射するからです。
このくすみを取るには、傷に当たる光の反射を整える必要があります。
具体的には、コンパウンドという研磨剤を使って傷の角を削り、丸くすることが一つです。

そのうえで、傷の中に溜まった汚れを除去し、そこに樹脂(レンジ)を充填することで傷に当たる光に反射をきれいに整えることができます。
するとくすみがなくなり、新車のときと同様のぴかぴかの輝きが復活するのです。

塗装面の磨き方

表面に塗装処理がされているパーツの場合、塗装面専用のコンパウンドを使います。
微細な傷であれば、コンパウンドを使って磨くだけで傷があるかどうかわからないレベルまで目立たなくすることが可能です。

ただし、いきなりコンパウンドで磨く前に、下準備を忘れないようにしましょう。
まずは磨く表面にほこりや汚れが付いていないか確認してください。
ほこりや汚れがついている状態でコンパウンドを使って磨くと、それら異物を塗装面にこすりつけることになってしまいます。
傷を目立たなくするつもりが、かえって傷を増やすことになるため注意が必要です。
できれば、塗装面を磨く前に洗車をしておきましょう。

また、磨くうえで邪魔になりそうなパーツはあらかじめ取り外しておきます。
パーツを取り外すのは面倒ですが、パーツがあると手の届かないところも出てくるでしょう。
すると、磨いたところと磨いていないところでムラができて、きれいにするつもりが逆にアラを目立たせることになってしまいます。

余計なパーツを外して洗車が済んだら、いよいよコンパウンドで磨きます。
まず、ウエスやクロスにコンパウンドを少量取ってください。
小豆大の粒を3滴ほどで十分です。

燃料タンクを磨く場合、ある程度力を入れてコンパウンドを塗り込むように磨きます。
次に、きれいなウエスやクロスを使って乾拭きです。
微細な傷がなくなり、タンク表面に輝きが戻ったでしょう。
これだけでバイクの印象が大きく変わります。

スクリーンや、メーター、灯火類に使われている透明の樹脂製パーツも磨いておきましょう。
傷が目立たなくなるだけでなく、視認性が上がって安全性の向上にも寄与します。
ただし、透明の樹脂パーツ専用のクリーナーを使ってください。
また、タンクなどと比べてデリケートなパーツなので力をこめてごしごしこするのはNGです。
なでるように優しく磨いてください。

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1月 312023
 

カーボン製パーツによる軽量化効果

車体の重量を軽くするためのカーボン製パーツは、多数販売されています。
バイクのパフォーマンスを測る目安に、最高出力で車両重量を割った「パワーウエイトレシオ」という数値がありますが、車体が軽くなれば当然この数値は大きくなるわけです。
したがってカーボン製パーツで軽量化を図れば、同じバイクでも加速性能がアップすることになります。

レーサーマシンの場合、こうした軽量化は盛んです。
カーボン製パーツを多用するのも、すこしでも軽くして1,000分の1秒でもタイムを縮めるためですから理解できます。
そんな必要のない一般のライダーにとっても、軽量化によって加速性能がアップするとなると、カーボン製パーツなどの軽量パーツに興味がわくのも当然でしょう。

実際、カーボン製パーツはたくさん市販されています。
たとえば、「CBR1000RR-R ファイアブレード」用にホンダがオプションとして用意しているドライカーボン製のアンダーカウルの場合、重量は685gです。
標準の純正品と比べて25%、230gも軽くなっています。
ただしコストもそれ相応にかかって、オプション価格は22万円ほどです。

これ以外にも、「CBR1000RR-R ファイアブレード」はいくつかオプション品としてカーボン製パーツが用意されています。
エアボックスカバー、ハガー、フロントフェンダーなどがそれです。
全部カーボン製に交換することで、合計460gほどの軽量化を果たせます。
しかし、オプション価格の合計は50万円を超えてしまうほど高額です。

カーボン製パーツに交換する費用と軽量化の効果は釣り合わない

先ほど挙げた例のように、カウルをすべてカーボン製パーツに交換したら、スーパースポーツバイクの場合それなりに軽くなったと実感できるでしょう。
しかし、そのわずかな感覚のために数十万円もの費用をかける意味はあるのでしょうか。
速度制限のある公道で走る以上、残念ながら自己満足以上の効果はありません。

そのような高い費用をかけてパーツを交換するより、ガソリンを少なめにするだけで簡単に軽量化できます。
いつもガソリンを満タンにしている人がその量を半分にするだけで、1円も余計なお金を使わずに数十万円かけてカーボン製パーツに交換するより軽量化が果たせるわけです。

ガソリンを減らさなくても、バイクに乗る自分自身の体重を減らすことでも軽量化になります。
太り気味のライダーなら、ダイエットすることでマシンの加速性能がアップするだけでなく、健康的な体も手に入るわけです。
加えて、体重が減ることでライディングフォームが安定し、ニーグリップもしやすくなるでしょう。
このように、パーツ交換よりも総合的にマシンのパフォーマンスが高まるわけですから、まずはお金をかけない方法で軽量化を考えてみてはいかがでしょうか。

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1月 292022
 

HID(LED)ヘッドライトって何?

現在では使用されることが少なくなってきていますが、一番ポピュラーなライトにハロゲンライトがあります。
そのハロゲンライトを大幅に超える明るさと性能で登場したのがHIDライトです。
HIDライトのHIDはHigh Intensity Dischargeの略で、「高輝度放電灯」とも言われています。
そして、HIDに変わる存在として登場したのがLEDはライトです。
LEDライトはLight Emitting Diodeの略で、「発光ダイオード」とも言われます。
両者共に明るいという点が似ていますが、それぞれにメリット、デメリットがあります。

HIDヘッドライトのメリット、デメリット

HIDライトは金属原子高圧蒸気中のアーク放電による光源を使用していて、非常に明るく指向性の高いひかりを放ちます。
通常のハロゲンランプと違い、ヘッドライトバルブの間にイグナイターとバラストという2つの機器を挟み、10Vの電圧を2万ボルトまで昇圧させ放電します。
HIDライトはバラストの性能によって明るさが変わりますが、35wバラストでハロゲンランプの3~5倍と圧倒的な明るさを実現しています。
しかし、部品点数が多いことや、製品によっては耐久性が異なることや、価格が高いなどの理由で導入には注意が必要です。
「メリット」
・ハロゲンランプの数倍の明るさを実現しているため、非常に明るい。
・指向性も高いため、昼、夜問わず他の車両から確認しやすい。
「デメリット」
・部品点数が多いため、バイクのライトに採用するには別途イグナイター、バラストを格納できる場所が必要になる。
・メーカーによって製品のバラツキが多く、信頼できるメーカー以外の製品は非常に壊れやすい。
・本当に使えるものは価格が高い。
・故障した際の判断が難しいので、予め勉強しておく必要がある。

LEDライトのメリット、デメリット

LEライトは少ない消費電力でHIDヘッドライトに匹敵するほどの明るさを実現します。
HIDに比べ、明るさでは劣っているものの、近年の進化、高寿命、シンプルな構造によって、需要が伸びてきているライトでもあります。
「メリット」
・省電力で明るさはHID並なため、電力を気にする方にはおすすめ。
・構造がシンプルで、交換はハロゲンバルブ並に簡単なのでとても手軽。
・LEDの寿命がとても長く、壊れる心配が無い。
「デメリット」
・低価格なLEDライトは実際のハロゲンランプよりも暗い場合がある。
・HID同様、信頼出来るメーカー品以外のものは明るさ、耐久性共に非常に悪い。
・LEDライトは高寿命だが、チップ類が熱に弱いため設置方法次第で寿命は大きく変わる。
・低価格なLEDライトは光が散っており、車検に通らない。

HIDライトとLEDライトを比較

「明るさ」
HIDが一番明るく、LEDライトはHIDに比べると若干暗く感じますが、両者共に素晴らしい明るさです。
「照射範囲」
LEDが線の様な光源を放っているに対し、HIDは全体を照らすようにしっかり明るくなっています。
HIDはハロゲンランプに近い光り方をしています。
「どっちがおすすめ?」
圧倒的な明るさが必要ならばHIDです。
ただし、HIDは部品点数が多く、別途格納スペースが必要なため車両によっては取り付けが難しい場合があります。
そういった車両にはシンプルでしっかりとした明るさを保っているLEDがおすすめです。

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