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8月 232020
 

スパークプラグとは

スパークプラグというのはバイクのエンジンで欠かせない部分です。
プラグに流れた電流によって火花を散らしてエンジン内で爆発を起こし大きなエネルギーを生み出します。

点火ためにスパークプラグに流れる電流は2万~3万ボルトというとても高電圧です。
高電圧であるためスパークプラグにはかなりの負担がかかります。

スパークプラグに起こるトラブル

目立たない地味なパーツですがスパークプラグにトラブルが起こるとエンジンが動きにくくなるだけでなくエンジンが突然止まることもあります。
バイクトラブルを防ぐためにもスパークプラグは定期的な点検が必要です。

スパークプラグが劣化すると電極が消耗してエンジンがかかりにくくなったり、エンジンのフケが悪くなったりすることがあります。
そこでスパークプラグの寿命を考えて走行距離に応じて交換をすることが必要です。

使用しているプラグによっても寿命は違います。
一般的には3000~5000㎞走ると交換することが望ましいです。

スパークプラグの交換方法

スパークプラグの交換はバイクのメンテナンスの中でも簡単なものです。
ただし自分で行う場合にはトラブルを起こさないよう手順を守って正しく行わなければなりません。

まずはプラグキャップを手で引き抜きプラグのサイズに合ったプラグレンチでプラグを緩めていきます。
スパークプラグを外して新しいものに差し替えたら手でプラグを閉め、最後にプラグレンチを使ってネジを締めてプラグキャップを閉めたら完成です。

一般的にはスパークプラグはエンジンの気筒数と同じなので点検をする時にはすべての気筒のプラグの点検をします。
ネジ山が傷ついたりネジが切れたりしないようにプラグを差し込むときには斜めに差し込んだり、強く締めすぎたりしないように気を付けながら作業をしましょう。

スパークプラグの交換費用

スパークプラグは1本あたり安いものだと500円ほどです。
高いものだと数千円するものもあります。

自分で交換をする時にはプラグの代金しかかかりません。
しかしバイクショップで交換をお願いするときにはプラグの代金だけでなく工賃もかかります。

工賃は三気筒とV8エンジンではかなりの違いです。
一般的には一気筒あたり1000円で交換をしてもらえますがエンジンの性能によってはもう少しかかることもあります。

自分でスパークプラグを交換する場合にはプラグレンチが必要です。
スパークプラグにはサイズの違いがあるので自分のスパークプラグに合ったサイズのものを用意しなければなりません。
プラグレンチは1000円ほどで購入できるので、プラグレンチとスパークプラグを合わせてもバイクショップに依頼するよりは自分で行うほうが安く作業ができます。

7月 232020
 

スロットルワイヤーへの給油はスムーズに走るために必要

バイクで気持ちよく走るためにはスロットルワイヤーへの正しい給油が欠かせません。
長く保管されていたバイクだけでなく日々動かしているバイクでもスロットルワイヤーは少しずつ動きが渋くなってきてしまいます。

特に二気筒以上のエンジンでなおかつキャブレターが複数ある場合にはワイヤーの動きが悪くなるとキャブレターも調子が崩れがちです。
スロットルワイヤーを潤滑にするための給油はキャブレターのメンテナンスにも関わってきます。
一年に一度はスロットルワイヤーへの注油を行ってメンテナンスをすることが望ましいです。

スロットルワイヤーの給油方法

作業をするときにはエンジンからキャブレターを取り外してスロットルワイヤーとバイスターターワイヤーをキャブレターから分離して作業をすることが望ましいです。
それぞれのワイヤーを単独で動かしてスムーズではない部分は洗浄と給油を行います。

ワイヤーに曲がったクセがついているとスロットルが引っかかりやすいです。
動きを確認して問題がなければワイヤーインジェクターを使ってパーツクリーナーを注いでワイヤーの中を洗浄します。
浸透性が高いので灯油に漬け込んで作業をしても問題ありません。

スロットルワイヤーは引き側も押し側も取り外して洗浄をします。
バイスターターワイヤーも洗浄する場合には車体から外さずワイヤーのエンド部分を高くしてクリーナーを流して内部の汚れを落とすようにしましょう。

ワイヤーの内部を洗浄しただけでは動きが余計に渋くなりがちです。
チェーンループを使う際にはテフロン配合のものを使うとワイヤーへ残りやすく動きが良くなります。

作業が終わったらスロットルワイヤーとバイスターターワイヤー、バルブの動作を確認してスロットルがスムーズに戻ることやハンドルスイッチ部分のチョークレバーを動かすとバルブが戻るか確認をしましょう。
バルブがきちんと元に戻らないとレバーを戻してもチョークが聞きっぱなしになるので注意が必要です。

バイクショップで行うことも可能

スロットルワイヤーの注油はバイクショップでメンテナンスとしてお願いすることも可能です。
バイクによってかかる作業時間は異なりますが作業費用としては3000円から5000円で行ってもらえます。
他のメンテナンスがある場合にはサービスしてもらえたり割引してもらえたりすることもあるので確認をしてみましょう。

スロットルワイヤーの注油は一年に一度くらいで必要な作業です。
そのため作業を依頼してもそこまでコストがかかるものではありません。
作業に自信が無い場合やなかなか時間が取れないにはバイクショップに依頼をするのも一つの方法です。

6月 212020
 

ホイールに異変を感じたら

ホイールから変な音が聞こえたり、バイクを押したときに今までより重たく感じたりするときにはホイールのベアリングに異変が起きている可能性があります。
場合によってはベアリング自体の交換が必要です。

しかし継承の場合にはベアリングをグリスアップするだけで解決することができます。
すぐに対応できるようにグリスアップの方法を覚えておきましょう。

ホイールベアリングをグリスアップする方法

ホイールベアリングをグリスアップするときにはホイールは取り外した状態で行います。
ベアリングの手前にあるダストシールやカラー、ベアリング抜け止めようのサークリップなどは外し、その後ベアリングのシールを先端がとがったもので取り外すことが必要です。
この時シールがゆがまないように気を付けましょう。

ベアリングのボール部分が出てきたら古いグリスを灯油やパーツクリーナーで洗います。
新しいグリスをベアリングに封入して指でなじませて何度か繰り返すと全体にいきわたりやすいです。

取り外した順と逆にパーツを取り付けていけば仕上がります。
元に戻す際に出すとシールは新しいものへ交換することが望ましいです。

場所に合ったグリスを使うようにしよう

グリスは様々な種類があります。
バイクでグリスアップが必要な場所はホイールベアリングだけではありません。
用途に合ったグリスを使い分けるようにしましょう。

ウレアグリスやリチウムグリスといったマルチパーパスグリスはシールドベアリング内に使うのが最適です。
ベアリング専用とされている高性能のグリスだとより良い仕上がりになります。

ラバーグリスやシリコングリスはゴムを侵さないので出すとシールなどの護謨シール部分に最適です。
ダストの防塵性も高めることができます。
粘度が高いもののほうが効果的です。

アクスルシャフトのように金属同士が摩擦して耐圧潤滑性が必要な場所にはモリブデングリスがあっています。
表面のグリスが乾く前に塗布することができる場合にはマルチパーパスグリスでも可能です。
ただしメンテナンス頻度が上がるのでモリブデングリスのほうが無難といえます。

グリスアップの頻度

ベアリングのグリスアップは走行環境によって頻度が変わってきます。
目安としてはタイヤやスプロケットチェーンの交換のタイミングで行うのが望ましいです。

雨天でもよくバイクを運転していたりオフロードを走っていたりする場合にはグリスアップは年に一度は行う必要があります。
オンロードで晴れた日に良く走っている場合には2、3年に一度でも十分です。
グリスアップは頻繁にしていて不具合が起こるものではないので、気になるときにベアリングをチェックして作業をすればよい状態を維持できます。

5月 212020
 

タイヤ交換はお金がかかる

タイヤ交換はバイクショップに依頼をするとタイヤと交換費用で2万円ほどかかります。
メンテナンスはバイクショップに依頼するとけっこうな出費です。

少しでもメンテナンス費用を抑えるためにも自分でタイヤの交換をしてみましょう。
何度か行えば自分でも交換できるようになります。

チューブレスタイヤの交換方法

タイヤを交換するためにはバイクからタイヤを外す必要があります。
取り外すには交換するタイヤ側の車体を上げなければなりません。
ジャッキがなくても工夫次第でタイヤを持ち上げた状態は作れます。

アクセルシャフトを抜いてタイヤを車体から外したらディスクを下にしてタイヤを寝かします。
ナットを外したら空気を抜いてタイヤのビート部分を外し、タイやレバーを使えばタイヤが外れるのでホイールから抜き取れば取り外しは完了です。

取り外したらビードにタイヤ保護スプレーをなじませてエアバルブやタイヤの向きを合わせてホイールに差し込んでいきます。
タイやレバーを使うと押し込みやすいです。
片面の装着をしたらエアバルブを穴に通して仮締めして反対側も押し込んでいきます。

空気を入れて空気漏れがないか確認をして問題がなければ適切な空気圧にして作業は完了です。
もしも空気が漏れている場合にはビードがハマっていない場所があるのではめなおしましょう。

タイヤ交換を練習する方法

タイヤがパンクしてから交換方法を確認するのでは間に合いません。
そこで万が一の時のために練習をしておくことが望ましいです。

特に日頃からよくバイクに乗っている人はタイヤも消耗するため交換頻度はあがります。
その都度バイクショップに持って行っているとかなりの出費です。
費用を抑えるためにも安全に運転するためにも交換方法を覚えておくようにしましょう。

初心者の場合には交換を練習している間にタイヤに傷をつけてしまう可能性もあります。
そこで自転車で練習をしたりすでにダメになっているタイヤを使って練習をしたりすることがおすすめです。

コツが必要なので最初はなかなかうまくいかないこともあります。
しかし慣れればエア漏れすることなくタイヤ交換をすることが可能です。

あまりうまくできないうちは手も汚れやすいですしかなりの時間がかかります。
初めてバイクの交換をする場合には時間に余裕があるときに行うようにしましょう。

また自分で作業をしていてうまくいかなくて困ったり、タイヤが思うように外せなかったり元に戻せなかったりすることもあります。
タイヤ交換やバイクに詳しい人が周囲にいる場合には一緒に作業してもらえると安心です。

バイクショップによっては、タイヤ交換の作業を見学させてもらえることもあります。
一度見学するとうまくできない部分のコツがつかみやすいです。

4月 192020
 

チューブタイヤの修理は難しい

自転車のパンクとチューブタイヤの修理は同じです。
しかしチューブを取り出して交換をするのはかなり手間がかかります。
そのため意外と難しいです。

完全に自分で修理をすることはできなくても簡易的に自分で修理をすることはできます。
バイクショップまで運ぶ間の応急処置としては十分です。

チューブタイヤに自分でできる修理方法

チューブタイヤを自分で修理する際にはホイールを外してチューブを交換して元に戻すことが必要です。
最初にホイールを浮かす方法にポイントがあります。

サイドスタンドを立ててアクスルシャフトを緩める際には完全に緩めないのがポイントです。
ほんの少しタイヤが浮く状態にするとホイールの脱着作業が進めやすくなります。
タイヤが浮いたらアットを外してアクスルシャフトを引き抜きます。

ムシ回しで中のムシを外す際には空気が中に入っていないか確認しましょう。
中に空気が入っているとムシが飛んでなくなることがあるので注意が必要です。

タイヤを平坦な場所に置いたらバルブから離れた部分のタイヤとホイールの間にタイやレバーを挟んでホイールの外側にタイヤを外していきます。
タイやレバーがチューブを噛まないように気を付けましょう。
タイやレバーは複数本使うと外しやすいです。

ブレーキレバーが傷つかないようにタイヤを外していくとタイヤがホイールから外れやすくなる場所があります。
そこからはタイヤレバーを使う必要はなく手だけで十分です。

チューブを取り出したらタイヤの中に異物がないか確認します。
異物があると新しいチューブに交換をしてもまたパンクするためです。

中に異物がないのが分かったらスペアのチューブをエアバルブ部分からセットします。
均等にチューブを入れていくと入りやすいです。
ムシをセットして一度チューブを膨らませてみるとタイヤになじみ、タイやレバーによって噛み込むことも防げます。

ムシを外して空気を抜いたらエアバルブのところからタイヤをリムに戻しますが、途中かなり力が必要です。
無理して押し込むと中のチューブが傷むので気を付けながら押し入れていきます。
タイヤがリムに入ったら間にチューブが入っていないかをきちんと確認したらエアポンプで空気を入れて完成です。

チューブをリペアする方法

その場しのぎとしてチューブのリペアをする場合には空気を入れて水に沈めると穴の開いている場所が見つけやすいです。
穴は一カ所とは限りません。
一周して穴をすべて確認してからふさぐ作業を始めます。

穴を見つけたらパッチの大きさにやすりをかけて接着剤がくっつきやすくします。
接着剤を塗ったら指先に接着剤が突かないくらいまで乾いてからパッチを圧着させフィルムをはがしたら完成です。
タイヤに入れる前に、空気を入れて穴がふさがっているか確認をしてチューブを戻すようにしましょう。