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4月 202021
 

オーバーヒートとは

オーバーヒートとは、エンジンが熱を持ちすぎてしまったことにより、正常な動作が出来なくなってしまったことを言います。
エンジン内部は様々な材質の素材が膨張することを計算して設計されていますが、オーバーヒート状態になるとクリアランスが狂い、エンジン内の異常摩耗や損傷を起こします。
これを「焼付き」や「かじり」と表現したりもします。
また、水冷エンジンの場合はラジエター内部の圧力が上がりすぎてしまい、ラジエターキャップやリザーバータンク、ホースの隙間などから冷却水が溢れ出てしまう可能性があります。
軽度のオーバーヒートでは修理可能ですが、重度の場合はエンジンの交換を余儀なくされる場合もある危険なとても危険な症状です。

オーバーヒートの原因

バイクのオーバーヒートは冷却方式(空冷、水冷)によって様々で、構造的にオーバーヒートしやすいものや、整備不良、不具合などその原因は多岐にわたります。
ここでは空冷エンジンと水冷エンジンを比較しながら、原因を見ていきたいと思います。
「空冷エンジン」
冷却性能は走行時以外では低いので現行モデルで採用されることはあまりない。インジェクションモデルでは冷却が間に合わない(混合気が薄いため)
・オイルと風による冷却が基本となるため、走行時は問題ないが渋滞などの停滞時間が多いほどオーバーヒートが起きやすい。
・オイル性能の影響が大きく、ガソリンの気化熱を利用した冷却効果も絶大なため、薄い混合気ではオーバーヒートが起きやすい。
「水冷エンジン」
走行時、停止時共に冷却水とラジエータファンによって、安定した冷却が行えるためほとんどのバイクに採用されている。
・冷却水による冷却に、オイル冷却、空冷冷却もプラスされるので、圧倒的に冷却効果が高い。
・オーバーヒートの可能性は非常に低く、冷却水不足、ラジエータファンの故障など、ヒューマンミスや整備不良よるオーバーヒートが主な原因になる。

オーバーヒート対策 空冷エンジン編

空冷エンジンの場合は、オイル冷却効果と混合気の気化冷却が大きいため、この2つを見直しておく必要があります。
「オイル管理」
冬場はあまり神経質になる必要はありませんが、夏場であればオイル性能の高い100%化学合成油を使うことで対策することが可能です。
(化学合成オイルは高温耐性がとても高く、高温時でも冷却効果が落ちないため)
「混合気」
空冷エンジンはキャブレターモデルが多いので(一部インジェクションモデルもあり)混合気を濃くすることで、ガソリンの気化熱を利用した冷却効果を高めることが出来ます。
(キャブレターセッティングは走行性能に直結するものなので、正確な調整が必要です。)

オーバーヒート対策 水冷エンジン編

水冷エンジンの場合は殆どが整備不良、ヒューマンミスによるものなのでしっかりとした整備が前提となります。
・リザーバータンクを確認し、冷却水が減っていないか確認する(異常な漏れ、冷却水の量のチェック)
・冷却水は規定に期間で交換することが推奨されており、状況に応じてラジエターホース、キャップを交換します。
・化学合成オイルも冷却性能向上に一役買うのでおすすめ

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3月 192021
 

DIYでETCを取り付けられる?

二輪用のETCは、車用に比べて比較的難易度が低いため、ある程度の知識がある人であれば簡単に取り付け可能ですが、セットアップ、取り付け共に認定店で行うことが義務付けられているので注意して下さい。
バイク用のETCには「アンテナ別型」「アンテナ一体型」の二種類があり、双方にメリット、デメリットが存在するため、用途に合わせて購入する必要があります。

アンテナ別型

(メリット)
アンテナとインジケータのみをフロントに取り付けるため、設置範囲が広く邪魔にならない。
ETC本体を格納出来るため、防犯性が良くカウル式ならば見た目にも全く分からない。
(デメリット)
配線が複雑なため、自分で取り付ける場合は面倒。
部品点数が多く、価格も高いため敷居が高い。
防犯性が高いため、ETCカードの抜き忘れが起こりやすい。

アンテナ一体型

(メリット)
部品点数が少ないため、セットアップされたものさえあれば自分でも簡単に取り付け出来る。
移動中も常に自分の目線にETC本体があるため、カードの抜き忘れがほとんどない。
店で取り付けを行ったとしても価格が安く、在庫も残りやすい。
(デメリット)
ハンドル周りに本体があるため、カードを抜き忘れると誰でも盗むことが出来てしまう(別途ロック機構のあるカバーを取り付けて対策する)
本体をハンドルまわりに設置するため、操作性やメーター類の視認性が悪くなってしまう可能性がある。

DIYでETCを取り付ける方法

認定店で取り付けすることが義務付けられていますが、いくつかの方法によって自分で取り付けることも可能です。
・オークションやフリマアプリなどで、バイク用ETCを購入する
この場合は、セットアップを変更することが出来ませんが、バイクの登録情報は(内容、排気量に関わらず統一されているため)使用することは出来ます。
(これは正規の方法ではありませんので絶対に行わないで下さい)
・非公式に二輪用ETCのセットアップを行ってくれる店でセットアップをしてもらう。
・中古の二輪用ETCを認定店に持ち込んでセットアップ、取り付けを行ってもらう
DIYで取り付ける際、一番の難関になるのは「ETCセットアップ」で、基本的に認定店でのセットアップ以外方法が無いため、お店に持ち込むことが前提となります。
(認定店の目印は「ETC SHOP」という青白のステッカーです。見つからない場合はITSサービス高度化機構というサイトで検索出来ます。)
また、DIYで取り付けを行うデメリットとして取り付け方法を間違えて誤作動トラブルを起こす可能性があります。
不可能ではありませんが、DIYでのETC取り付けは現実的にハードルが高いため、あまりおすすめ出来る方法ではありません。

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2月 162021
 

冬の必須アイテムグリップヒーター

グリップヒーターとは、ハンドルのグリップ部に電熱ヒーターを利用して手が冷えないようにするアイテムです。
グリップそのものを交換するタイプや、既存のグリップに巻きつけて使うもの、ハンドルバー内部に装着してハンドルバーそのものを温めるものなど様々なタイプが存在します。
その効果は抜群で、「缶コーヒーを握っているみたい」「こたつに入った感じ」という感じで表現されることもあります。
グリップヒーターがあるだけで、過酷な冬のツーリングも快適そのものです。

グリップヒーターを取り付ける注意点

グリップヒーターは消費電力が大きいため、バッテリー負荷がとても大きくなります。
そのため、パワーの強いヒーターを使用するとバッテリー上がりや、ショートして配線が焼けてしまうなどの危険性があります。
使用する際には必ずバイクのバッテリー容量を確認し、電源を取る配線が許容範囲内(ヒューズのアンペア数が適切か、または配線の太さ)であるかをチェックしてください。
消費電力が大きいため、他のアクセサリー電源(ETC、USB電源、ナビなど)との併用は極力控えて下さい。

取り付けの準備

先程の注意点に留意すれば、グリップヒーターを取り付けることは初心者でも難しくありません。
① まずは取り付けのためにグリップを購入しましょう。
(チェックポイント)
1. ハンドルバー径(22mm、1インチなど)グリップの長さ(115/120/130mmなど)
2. グリップヒーターのタイプ(ものによって取り付け難易度は大きく変わる)
3. 消費電力の確認(形状が対応していても、消費電力が大きすぎる場合がある)
② 次に、電源を取る場所と、配線ルートをチェックしておきましょう。
比較的新しい車種であればアクセサリー電源用のコネクタありますが、古い車種の場合は新たに配線を引くか、他の所から配線を割り込ませる必要があります。
バッテリーに直結することが一番の安全策になりますが、使用しない間も消費してしまうため、基本的にはACC(アクセサリー電源、キーをオンにした場合のみ通電する所)を利用します。
今回はヘッドライトリレーに配線を割り込ませ、使用する方法をご紹介していきます。(古い車両の場合は別途リレーを使い他の箇所から取ります)
③ 最後に作業のために準備するもの、やっておくことを確認します。
1. カッター、マイナスドライバー、ウエス、パーツクリーナー、接着剤(グリップ用、通常の接着剤でも可能ですが、特殊素材を使用しているものに限り、専用品が必要)
2. バッテリーのマイナス端子を外しておく(ショートなど不要な事故を防ぐため

グリップヒーター取り付け実践

まずは既存のグリップを取り外しますが、ハンドルに沿ってカッターで切れ目をいれ、グリップを剥きます。
(今後グリップを再利用する場合は、グリップとハンドルバーの間にマイナスドライバーを差し込み、パーツクリーナーを注入し滑りをよくさせながら抜き取ります。)
アクセル側はスロットルコーンがあるため、抜く際にはワイヤーに負荷がかからないように気をつけます。(カッターで切るのがおすすめです)
グリップを取り除いたら、ハンドルバー(スロットルコーン側も)についている接着剤をパーツクリーナーで取り除き、終わったら新しいグリップの押し込み位置決めをします。
この時、進行方向に対して90度の位置から配線が出るようにし、位置が決まったら接着剤をハンドルに取り付けしっかりと取り付けます。
アクセル側はアクセルが回ってしまうので、反対方向に回転させながら押し込むとスムーズに取り付けできます。
また、取り付けが難しい場合はグリップ内側にパーツクリーナーを塗布すると非常に簡単に取り付け出来るようになります。
次に、ヘッドライトリレーカプラーの配線を抜き取りますが、どうしても難しい場合は使用する配線を途中でカットし、間に二股ギボシを割り込ませても大丈夫です。
すべての取り付けが完了したらバッテリーのマイナス端子を戻し、エンジンを始動させ、グリップヒーターを含む全ての電装系が正常に作動するかチェックします。
(グリップヒーターは消費電力が大きいため、エンジン始動時のみの使用に限定して下さい。)
すべてが正常に作動すれば、グリップヒーターの取り付けが完了です。

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1月 282021
 

エンジンから異音がしたら注意

バイクにとってエンジンはとても大切な場所です。
走っていてエンジンから何か音がすると感じたら早めに対処をしましょう。

音の種類によってトラブルの原因は違います。
音を聞き分ければ修理すべき場所を判断することができるのです。

エンジンの異音の種類とトラブル

エンジンの上部からカチカチとかカタカタといった音がするのはタペット音といわれるものです。
エンジンの構造上、数年たつと出てくるようになります。
バイクに乗っていても音がするようになったら調整が必要です。

タペット調整はバイクショップによってもバイクの種類によってもかかる費用は変わってきます。
50㏄であれば5000円以内が相場です。

エンジンからシャーという音やジャラジャラといった音が聞こえてくる場合にはカムチェーンからの異音が考えらえます。
手動のテンショナーであれば調整、オートテンショナーは外して動作確認をすることが必要です。
場合によっては部品を交換しなければならないこともあります。

アイドリングしているときにクラッチを握ってカラカラやカタカタといった音がする場合にはクラッチの異音の可能性が高いです。
クラッチハウジングを新品に交換をしたりクラッチプレートやフリクションプレートまで交換をしたりしなければならないこともあります。

アクセルからヒュイーンという音がし始めたらクランクベアリングからの異音の可能性が高いです。
だんだん深刻化してくると音が変わっていき、放置しているとクランクシャフトの芯がずれてきたり抱きつきを起こしたりすることもあります。

ペアリング自体の交換も必要になることがあるのでかなり高額な修理になる可能性が高いです。
場合によっては廃車にしなければならないケースもあります。

異音に気付いたら早めに対処を使用

バイクの異音は様々なものがあり、原因も違います。
修理をすればすぐに治るものもあればパーツの交換が必要なもの、複数の個所を修理しなければならないこともあるので、修理にかかる時間や費用も状況により様々です。

ほとんどの場合には異音に気付いてすぐに対処すれば費用も時間もかからず修理をすることができます。
バイクに乗るときには少しエンジン音やエンジンの振動の様子も確認しながら走るようにすると、異変に気付きやすいです。

ちょっとの異音であれば大丈夫と思って放置をしてしまうこともあります。
しかし突然エンジンの動きが悪くなって止まるようなことがあれば周囲に迷惑をかけるだけでなく、事故に巻き込まれる可能性もありとても危険です。
バイクを長持ちさせるためにも、自分自身や周囲の命を守るためにもエンジンの異音に気付いたら早急に対処するようにしましょう。

12月 272020
 

バイクのバッテリー

バイクのバッテリーは鉛バッテリーが基本です。
しかしリチウムイオンバッテリーを使うこともできます。

バイクのバッテリーをカスタムしてリチウムイオンバッテリーに変えるということが可能です。
リチウムイオンバッテリーに交換する際にはメリットとデメリットを確認してからにしましょう。

リチウムイオンバッテリーのメリットとデメリット

リチウムバッテリーは鉛バッテリーに比べると軽量で充電容量が大きいので小型化が可能です。
さらに長寿命なので充電をする頻度を下げることができます。

メンテナンスの手間も少ないです。
そのため鉛バッテリーに比べると高性能と考えることができます。
バイクに乗る頻度が少ない人や、バイクの軽量化をしたい人、バイクに電装系のカスタムを増やしたいという人には適しているバッテリーです。

それに対してデメリットとして高価、高温や低温に弱い、過充電や過放電といったトラブルが起きやすいといった点があります。
バッテリーの液内にレアメタルという金属が含まれており、この金属がかなり高価です。

また温度変化にも弱いので夏や冬には動きが鈍くなることもあります。
過放電や過充電はセルに影響が出ることもあるため取り扱いは注意が必要です。

最近ではデメリットをカバーしたタイプのリチウムイオンバッテリーもあります。
しかしそのようなタイプはとても高額です。

リチウムイオンバッテリーの充電

リチウムイオンバッテリーは充電気を使って充電をします。
最適な電圧は14Vくらいのものです。

鉛バッテリー用の充電気を遣うと過充電になる可能性があるので気を付けましょう。
過充電を防ぐプログラムが入っている充電気を使えば問題ないとされていますが安全に充電したい場合にはバイクショップで充電環境の相談をすることが望ましいです。

寒い日の取り扱いは注意

リチウムイオンバッテリーは寒いときには始動性が良くありません。
そのため動かす前には準備が必要です。

ヘッドライトなどの灯火類をつけたり少し時間を置いたりするだけでも始動性は良くなります。
電力を少し消耗することでバッテリーのセルが目を覚ますため動きが良くなるのです。

セルを5秒ほど回してからエンジンをかけてみてかからなければ30秒ほど待つようにしましょう。
待っている間にセルが動き出しワイヤーが温まって動くようになります。
セルを回してもまだ動かない場合には30秒待つ、というのを数回繰り返せば動くので焦らず何度か試すことが大切です。

リチウムイオンバッテリーは鉛バッテリーとは性質が異なるため従来と同じようには動きません。
違いを理解したうえで使うことで多くのトラブルは解消できますし、焦らず対処することができます。