
車種や用途に合わせたロック形状の選び方
後付けのヘルメットロックを選ぶ際は、ご自身の愛車の形状と使い勝手を第一に考える必要があります。最も普及しているのはハンドルクランプ型です。手元で操作できるため非常に利便性が高いですが、ハンドルのパイプ径(一般的な22.2mmやアメリカン等の25.4mm)に適合するか、ブレーキマスター等と干渉しないか事前の確認が不可欠です。
一方、車体の外観を損ねたくない方には、タンデムステップのホルダーと共締めするプレート型をおすすめします。目立たずスマートに装着できますが、車種専用設計のものが多いため適合確認はシビアに行ってください。
また、積載状況に応じて柔軟に使いたい場合は、ワイヤーやカラビナ型をサブとして携帯するのも一つの手です。用途に合った形状選びが快適なバイクライフの第一歩です。
走行振動と雨水を考慮した取り付けのコツ
取り付け作業自体はボルトを締めるだけと簡単ですが、バイク特有の事情を考慮した工夫が必要です。
まず、走行中の振動は想像以上に激しく、後付けパーツのボルトは非常に緩みやすい傾向にあります。脱落を防ぐためにも、ネジ山には必ず低強度のネジロック剤を塗布してから締め込んでください。
また、取り付け角度にも配慮が必要です。ヘルメットを掛けた状態で、内装(開口部)が上を向いてしまうと、突然の雨でヘルメット内部が水浸しになってしまいます。開口部が下、あるいは車体側を向くようにセットするのが鉄則です。
さらに、エンジンやマフラーといった高温になるパーツにヘルメットが接触しない位置を探ることも忘れないでください。大切なヘルメットを熱で溶かしてしまっては元も子もありません。
防犯効果の限界と盗難リスクへの備え
ヘルメットロックを付ければ盗難対策は万全だと思っていませんか?残念ながら、それは大きな間違いです。プロの窃盗団や悪質な愉快犯の手にかかれば、ロック自体を破壊するのは数秒で済みます。さらに卑劣な手口として、ロックされているあご紐(Dリング)部分だけを切断してヘルメットを持ち去るケースも報告されています。したがって、ヘルメットロックはあくまで「短時間の停車時の簡易的な抑止力」として捉えてください。高価なヘルメットやインカム装着済みのものを長時間放置するのは大変危険です。食事や観光でバイクから長く離れる際は、面倒でもヘルメットを持ち歩くか、鍵のかかるリアボックスに収納するのが最も確実な防衛策です。油断こそが最大の隙を生むことを肝に銘じておきましょう。
■スラッグ案
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