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1月 282021
 

エンジンから異音がしたら注意

バイクにとってエンジンはとても大切な場所です。
走っていてエンジンから何か音がすると感じたら早めに対処をしましょう。

音の種類によってトラブルの原因は違います。
音を聞き分ければ修理すべき場所を判断することができるのです。

エンジンの異音の種類とトラブル

エンジンの上部からカチカチとかカタカタといった音がするのはタペット音といわれるものです。
エンジンの構造上、数年たつと出てくるようになります。
バイクに乗っていても音がするようになったら調整が必要です。

タペット調整はバイクショップによってもバイクの種類によってもかかる費用は変わってきます。
50㏄であれば5000円以内が相場です。

エンジンからシャーという音やジャラジャラといった音が聞こえてくる場合にはカムチェーンからの異音が考えらえます。
手動のテンショナーであれば調整、オートテンショナーは外して動作確認をすることが必要です。
場合によっては部品を交換しなければならないこともあります。

アイドリングしているときにクラッチを握ってカラカラやカタカタといった音がする場合にはクラッチの異音の可能性が高いです。
クラッチハウジングを新品に交換をしたりクラッチプレートやフリクションプレートまで交換をしたりしなければならないこともあります。

アクセルからヒュイーンという音がし始めたらクランクベアリングからの異音の可能性が高いです。
だんだん深刻化してくると音が変わっていき、放置しているとクランクシャフトの芯がずれてきたり抱きつきを起こしたりすることもあります。

ペアリング自体の交換も必要になることがあるのでかなり高額な修理になる可能性が高いです。
場合によっては廃車にしなければならないケースもあります。

異音に気付いたら早めに対処を使用

バイクの異音は様々なものがあり、原因も違います。
修理をすればすぐに治るものもあればパーツの交換が必要なもの、複数の個所を修理しなければならないこともあるので、修理にかかる時間や費用も状況により様々です。

ほとんどの場合には異音に気付いてすぐに対処すれば費用も時間もかからず修理をすることができます。
バイクに乗るときには少しエンジン音やエンジンの振動の様子も確認しながら走るようにすると、異変に気付きやすいです。

ちょっとの異音であれば大丈夫と思って放置をしてしまうこともあります。
しかし突然エンジンの動きが悪くなって止まるようなことがあれば周囲に迷惑をかけるだけでなく、事故に巻き込まれる可能性もありとても危険です。
バイクを長持ちさせるためにも、自分自身や周囲の命を守るためにもエンジンの異音に気付いたら早急に対処するようにしましょう。

12月 272020
 

バイクのバッテリー

バイクのバッテリーは鉛バッテリーが基本です。
しかしリチウムイオンバッテリーを使うこともできます。

バイクのバッテリーをカスタムしてリチウムイオンバッテリーに変えるということが可能です。
リチウムイオンバッテリーに交換する際にはメリットとデメリットを確認してからにしましょう。

リチウムイオンバッテリーのメリットとデメリット

リチウムバッテリーは鉛バッテリーに比べると軽量で充電容量が大きいので小型化が可能です。
さらに長寿命なので充電をする頻度を下げることができます。

メンテナンスの手間も少ないです。
そのため鉛バッテリーに比べると高性能と考えることができます。
バイクに乗る頻度が少ない人や、バイクの軽量化をしたい人、バイクに電装系のカスタムを増やしたいという人には適しているバッテリーです。

それに対してデメリットとして高価、高温や低温に弱い、過充電や過放電といったトラブルが起きやすいといった点があります。
バッテリーの液内にレアメタルという金属が含まれており、この金属がかなり高価です。

また温度変化にも弱いので夏や冬には動きが鈍くなることもあります。
過放電や過充電はセルに影響が出ることもあるため取り扱いは注意が必要です。

最近ではデメリットをカバーしたタイプのリチウムイオンバッテリーもあります。
しかしそのようなタイプはとても高額です。

リチウムイオンバッテリーの充電

リチウムイオンバッテリーは充電気を使って充電をします。
最適な電圧は14Vくらいのものです。

鉛バッテリー用の充電気を遣うと過充電になる可能性があるので気を付けましょう。
過充電を防ぐプログラムが入っている充電気を使えば問題ないとされていますが安全に充電したい場合にはバイクショップで充電環境の相談をすることが望ましいです。

寒い日の取り扱いは注意

リチウムイオンバッテリーは寒いときには始動性が良くありません。
そのため動かす前には準備が必要です。

ヘッドライトなどの灯火類をつけたり少し時間を置いたりするだけでも始動性は良くなります。
電力を少し消耗することでバッテリーのセルが目を覚ますため動きが良くなるのです。

セルを5秒ほど回してからエンジンをかけてみてかからなければ30秒ほど待つようにしましょう。
待っている間にセルが動き出しワイヤーが温まって動くようになります。
セルを回してもまだ動かない場合には30秒待つ、というのを数回繰り返せば動くので焦らず何度か試すことが大切です。

リチウムイオンバッテリーは鉛バッテリーとは性質が異なるため従来と同じようには動きません。
違いを理解したうえで使うことで多くのトラブルは解消できますし、焦らず対処することができます。

11月 262020
 

電動バイクの特徴

これから原付バイクを購入する場合には従来のガソリンバイクだけでなく、電動バイクという選択肢があります。
電動バイクは名前の通り電気を使って動かすものです。
従来のガソリンバイクと違ってエンジン音がしないこと、エンジンによる揺れが無いこと、給油のコストがかからないことが特徴としてあります。

電動バイクは動作音がとても静かです。
自転車を運転しているかのような音なので夜も騒音を気にすることなく走れます。

ガソリンよりも電気のほうが安いため同じ距離を走るのにかかるコストも大幅に安いです。
今は電力自由化によって電気代も抑えることができるようになっています。
かなり節約効果は高いです。

電気自動車の充電

電気自動車はガソリンを入れるのではなく充電をして走らせます。
走行コストはかからないですが充電はガソリンの給油よりも時間がかかってしまうこと、充電場所が限られる点は不便な点です。

原付の電気自動車の場合には車種によって充電時間は違います。
短いものだと0.3時間ですが長いものだと7時間もかかるので、車種による差も大きいです。

充電は家庭用のコンセントで行います。
電気自動車用の充電スタンドは使うことができません。
そのため外出先で充電をしたいと思ったら家庭用コンセントの確保が必要です。

現状は電動バイクで外出するときにはバッテリーが足りる範囲での移動に限られてしまいます。
バッテリー切れをすると街の中で充電することができないため、複数のバッテリーを持ち歩かなければならないです。
メーカーによってはスペアバッテリーの収納スペースを設けているバイクもあります。

電動バイクも免許が必要

電動バイクはスピードが出ない、おもちゃみたいなもの、と考えて免許がなくても運転できると勘違いしている人がいます。
しかし扱いはガソリンのバイクと同じです。
そのため電動バイクでも公道を走るときには免許が必要です。

外国では電動バイクであれば免許が必要ないという国もあります。
海外で免許がいらないことで勘違いされることも増えていますが気を付けましょう。

電動バイクの値段

電動バイクは車種によって価格も大きく違います。
原付1種で乗ることのできるバイクであれば10万円から50万円が相場です。

ガソリンバイクだと原付は10万円から20万円でほとんどのバイクが購入できます。
そのため原付の中では電動バイクはかなり高額です。

電動バイクの価格の差はバッテリーの種類や容量によって変わってきます。
オイル交換が無いため購入後にかかるメンテナンス費用はさほど掛からないですが、数年に一度はバッテリー交換が必要です。
そのためバイクを購入する際にはバイク本体の価格以外にバッテリーの価格も確認しておくようにしましょう。

10月 252020
 

バイクにとって大切なパーツ、エアクリーナー

エアクリーナーはバイクの中でも小さなパーツでとても地味です。
しかしバイクのエンジン性に関わる大切な部品でもあります。
定期的に清掃をしたり交換したりというメンテナンスをしていないと、トラブルを起こすこともある場所です。

エアクリーナーの交換やメンテナンスのタイミングは意外と知られていません。
バイクに良いコンディションで長く乗り続けられるようにするためにもエアクリーナーの知識を身に着けておきましょう。

エアクリーナーの仕組み

エアクリーナーはエンジンに吸収される空気の中にあるホコリや塵を吸収して、ゴミの混じっていない空気をエンジンに届けます。
吸い込み口から座れた空気はエアクリーナーエレメントというフィルターを通ってエンジンに届くためきれいな空気が届くのです。

エアクリーナーエレメントが詰まるとエンジンに空気を送ることができません。
空気が送れなくなるとエンジントラブルが起こる危険があります。
安全で快適な走りを維持するためには定期的にエアクリーナーのメンテナンスが大切です。

エアクリーナーの種類

エアクリーナーには乾式と湿式があります。
両者の違いは乾燥しているか湿っているかということです。

乾式はエアクリーナーエレメントに装着するスポンジが乾いているのに対し、湿式は専用のオイルをしみ込ませたものを装着します。
乾式は目詰まりをしやすいので定期的なメンテナンスが必要です。

乾式タイプのエアクリーナーのメンテナンス方法

乾式タイプのエアクリーナーは水洗いやエアーで清掃をして行きます。
ドライペーパーで作られているタイプのエアクリーナーは柔らかいブラシを使って表面の汚れを落としていき、仕上げに内側からエアーをかけるとゴミを取り除きやすいです。

乾式エアクリーナーは水をかけて洗うことはできません。
水をつけることで表面の繊維が壊れてしまいフィルターとしての効果が落ちてしまうことがあるためです。

エアクリーナーの汚れだけを落としても完全にはきれいにできません。
エアクリーナーのボックス内にあるホコリも落とす必要があります。
フィルターを取り出したらボックス内を乾いたタオルやウエスを使って拭きとるようにしましょう。

乾式フィルターの交換は10000キロメートルごと、もしくは1年に1度は必要といわれています。
走っている環境によって汚れ方は違ってくるものです。
乾燥した場所や砂の上などを多く走っている場合には早めに交換をするようにしましょう。

自分で掃除をするのが面倒な場合にはバイクショップでも掃除をしてもらえます。
バイクショップに依頼をするとエアクリーナーを新品に交換して掃除をして工賃は3000円から5000円が相場です。

9月 242020
 

湿式エアフィルターを交換する

湿式エアフィルターは小排気量のバイクで多く使用されています。
バイクに乗っていると意外とフィルターが汚れてきます。

フィルターを取り出したときにぽろぽろとフィルターの表面が剥がれたら交換が必要です。
交換をする時には純正品は取り寄せたらすぐに入手できます。

小排気量のバイクは車検がないのでエアフィルターのメンテナンスを怠りがちです。
自分で意識して定期的にチェックするようにしましょう。

湿式エアフィルターの洗浄方法

湿式エアフィルターを洗浄する場合、灯油を使ってもみ新井をしてフィルターオイルを使って拭き取りをするのが基本です。
灯油はバケツに1リットルほど入れます。
細長い容器を使うと少ない灯油で洗いやすいです。

フィルターを揉み洗いすると汚れが灯油に吸収されるので灯油がグレーになります。
フィルターを洗い終わったらウエスに灯油を吸収させてウエスの下に敷いて天日干しをして乾燥させたら洗浄は完了です。

乾燥したらエンジンオイルやエアフィルターオイルを塗布していきます。
エンジンオイルを使う場合には塗布した後オイルが均一に塗れて全体的に光っているか確認するようにしましょう。

エアフィルターにオイルを塗布する量によって空気の量が変わります。
塗布のし過ぎは混合比が濃くなり少なすぎると混合比が薄くなるので塗布する量を調整しましょう。
もしもアフターファイヤーが発生する場合には塗布量を増やす必要があります。

エンジンオイルで拭くのは問題ないのか

エンジンオイルを使ってフィルターを拭くのは抵抗がある人もいるものです。
しかしエンジンオイルやギアオイルを使ってのメンテナンス方法はディーラーでも推奨しているところがあります。

ただしオイルは汚いものを使っては意味がありません。
きちんときれいな状態のオイルを塗布して使うようにしましょう。

エアフィルターのメンテナンス頻度

エアフィルターは50000㎞走ったらメンテナンスが必要といわれています。
フィルターの吸い込み口は狭いですしフィルターまでの距離があるためあまりゴミがつきません。
あまりフィルターを交換しなくてもいいように作られているのです。

ただし走行する環境が悪ければフィルターは汚れやすくなります。
特に湿式はオイルで湿っているため汚れが付きやすいです。
エンジンをかけていなくてもどんどんとフィルターは汚れていきます。

そこで20000㎞ほど走ったらメンテナンスを検討しましょう。
20000㎞走っていなかったとしても車検が来たら交換するのを目安とするとわかりやすいです。
フィルターは汚れの状態で洗浄して同じものを使うのか新しいものを購入して付け替えるんか検討をしてみましょう。